このレビューはネタバレを含みます
スロヴェニア作品
35mmとスーパー16mmフィルム
本作が長編デビュー、フェルメール、レンブラントたちに影響を受けたグレゴル・ボジッチ監督
ケチで不器用な棺桶職人、家を出た息子としにゆく妻…
光と影の演出がフェルメールとかレンブラントの絵画みたいにきれいな作品。
ストーリーは複雑ではないけれど、説明らしきものはほとんどないので、少し迷子感はある。
スロベニアはずっと行ってみたいと思っ…
スロヴァキアとイタリアの国境の境い目、栗の森のある忘れられた土地に、今にも忘れ去られようとする老人と夫を待つ最後の栗取りである女がいる。
現実と記憶と幻覚の中で出会いは描かれ、"去る"ことで紐づけ…
おとぎ話に紛れ込み時空超えて旅しているかのような圧倒的な世界観。ファーストシーンの枯葉のパッチワークから素敵で森の大空間のなか宙に舞う枯葉は黄金に輝く宝石。夜露に濡れたような日常に漂うしっとりとし…
おとぎ話と言うには、少し暗すぎるような…マルタの方の物語も観たかったです。
あと、すごく暗い場面も多くて、何だかわからないところもあったし眠くなりました。
でも、ずっと観ていたいような美しい場面も…
「栗の森のものがたり」
優しい光に照らされ、ゆっくりと時が流れる森の日常を、陰影深く描き出した独特の映像美。何気ない日常生活のワンシーンさえも最初から最後まで美しい。
カットに美が宿る映像美で魅せる…
たまに日本でも、通り雨、暗い雨雲が頭上を覆う中で、遠くの方で西陽が煌々と輝き、その光をマンションかなんかが反射して、紫色の空ができる時あるけど、この地域はずっとあの色彩の世界なんだと思うと、精霊が出…
>>続きを読む本当に動く絵画 美術館行った気分になる
ずっと映像が綺麗で、おじさんたちが賭け事かなにかをやっている引きのシーンでさえフェルメールの作品に見えた
基本静かなトーンだけど、4回くらい急に爆音で明るい…
素晴らしい映像美だった。しかし、特にここが面白かったなどのストーリー面における特筆すべき部分がわたしには出てこない。
フェルメールなどの絵画やストーリーよりも映像美を追求する人にはハマる映画かもしれ…
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