怡然じらく

共謀家族の怡然じらくのネタバレレビュー・内容・結末

共謀家族(2019年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

世界一かっこいいパパだわ…
あと人望がありすぎる。

あらすじは、容疑者Xの献身の石神ポジションが父親になった感じ。
警察の注意をあらぬ方向に向けるというトリックと、最後の結末も似ている。
ただ、取調べのシーンと墓掘り返すシーンは激アツ。
かっこよすぎる。

しかし探偵役があまりにもクソ。息子の犯罪を知ってその愚かさに泣いているのかと思ったら、数秒後にはその動画で主人公たちを脅す。挙句の果てにちっちゃい子を脅迫。それはさすがに息子殺されてザマァと思っちゃうよ…
でも脅して手に入れた証拠さえ先回りして父親が消しているという抜かりのなさ。お父さん…

人は殺人を犯すと、刑務所に行くことへの恐れよりも、人を殺したという「事実」に苦しめられる。
最終的に事実は明るみに出たが、それぞれの人生の負担は軽くなったのだと思う。そして、この事件で強まった家族の絆さえあれば、この先きっと生きていける。
「羊は草さえあれば毛を刈られても生きていける」というのは、そういう意味だと捉えた。

オチが秀逸。
怡然じらく

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