ボックボック

プルーフ・オブ・ライフのボックボックのレビュー・感想・評価

プルーフ・オブ・ライフ(2000年製作の映画)
2.5
※ネタバレ※
メグ・ライアンが邪魔なんだけど・・・
いつもストーリーの破綻を全否定してますが、メグ・ライアンさえいなければと思いました。ネゴシエーターの描写がとてもプロっぽくて、原住民のインチキ交渉人と対比とか、前半かなりおもしろくてのめりこめました。
ちょっとオバハンがギャーギャーわめき散らして、八つ当たりするのが邪魔くさいと思いつつも、現実の被害者なんて狂ってるようなものだから、あれはあれでリアリティと納得すべきと思って耐えました。メグ・ライアンまでギャーギャーわめくのは勘弁して欲しかったが。

しかし後半、恋愛ストーリー、絶対いらねー。これが最大の邪魔。プロがクライアントに手出さないでしょ。これでせっかくのプロっぽさが相当損なわれることに。

さらにさらに最後は敵陣突入して人質奪回って、それはムキムキ兵士に任せようよ。ネゴシエイターの仕事じゃない。

ということで、文句いっぱい浮かぶのですが、前半の500万ドルの身代金を60万ドルに値切るシーンにシビれてしまい、星3つとしました。

返す返すもフレデリック・フォーサイスが脚本書いてくれたらと、非現実的な妄想が浮かびます。キャストと脚本変えてくれたら最高傑作になるのに。