ももさく

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のももさくのレビュー・感想・評価

3.0
ある星では戦争の真っ最中。そんな中1人だけ仲間を置いてロケットで脱出。

一方地球、出来杉を含む男子メンバーでスネ夫の家でSF撮影。失敗したのび太の元にドラえもんがどら焼きを持って登場し色んな道具を出してくれる。

パピ(朴璐美)ピリカ星から地球に来た。8歳で大学を卒業し10歳で大統領に。

ロコロコ(梶裕貴)耳を閉じるとそら豆みたいになるパピの愛犬でおしゃべり。

ピイナ(松岡茉優)パピの姉。

ギルモア(香川照之)ピシアという組織を作った大ボス独裁者。

ドラコルル(諏訪部順一)ピシアの長官で切れ者。

他登場キャラ→ ゲンブ(玄田哲章)地下リーダー(内海崇)パイロット(駒場孝)副官(武田幸史)PCIA隊員(鈴木琢磨、柳沢栄治、古川裕隆)オペレーター(鳥海勝美、利根健太朗、高梨謙吾)地下メンバー(藤原貴弘、瀧本富士子)メンバー(慶長佑香、菅谷弥生)。

定番メンバー→ ドラえもん(水田わさび)
野比のび太(大原めぐみ)源静香 (かかずゆみ)剛田武 (木村昴)骨川スネ夫 (関智一)野比玉子(三石琴乃)出木杉英才 (萩野志保子)静香の母 (折笠愛)クロ (花藤蓮)。

レヴューの書き直しは、してませんがこちらの作品を見た後に旧作品も久々に見なおしし更にこちらの作品をもう一度見ました。なので旧作品と新作品との比較レヴューになります。

旧作品はスターウォーズファンとしても最高だし、もやはオープニングの映像が映画好きの為の作りでたまらないし使われてる音楽も内容も大好きだから絶対旧作品に勝てる訳ない!と思ってたけど一応ドラファンとしてはリメイクも見ない訳にはいかない。リメイクされたこちらも楽しみに見ました。

こちらの作品だと男性陣が宇宙戦争を撮る!ってなってるけど旧作品だと、それだけじゃなくて、まぁまぁワガママしずかちゃんのうさぎちゃんメルヘン映画撮影が重要シーンになるけど。

見た目の違いはピリカ星の人達に髪の毛があったり背が高めだったり手がミトンっぽいって違いがありました。

旧作品と比べると細かい部分が色々端折られまくりでスパンスパーンとすすむなぁと言う印象。

階段降りる時のドラえもんの手の動きが可愛い〜。

小さくなって撮影、バギー、ロケット修理、ホタルもどき探査球、牛乳風呂、ピリカ文字メッセージ、野良猫も印象的。

昔と映像の綺麗さが違うからフルーツ盛りがめちゃくちゃ美味しそうだし戦車がカラフルになってる。でも私は、やっぱり戦車はカーキの色で古臭い感じの方が味があって好きだなぁ。

「そのライトを使わせる訳にはいかない」

「晩飯としずかちゃんとどっちが大事だ」

そもそも安易だよね、しずかちゃんの家を秘密基地にする事が!。

スモールライトとビッグライトって兼用だっけ?スモールライトで戻れる仕組み?じゃあビッグライト必要ある?。

「私が一度でも嘘をついた事があるか?」

   「私は助けてなど頼んでいない」

「皆さんと変わらない年頃の男の子です」

私は昭和の人間で当時自分は子供で映画館で見たし、その後も何度も見直ししてるので、その時の記憶が強いせいか内容がほぼ同じなのに旧作のが音楽にしてもみんなの表情にしても言い回しにしても心に響く感じがしましたね。

特に旧作の方でしずかちゃんがパピー!!って泣きながら強く叫ぶ所が記憶に残るくらいグッときたシーンなのに、こちらの作品では、そこは省かれて、しかもちょっと内容も一部変えられてたのが何で!?そこは、そのままにしといてよ!って気持ちになり悲しくなりました。

挿入歌が何となく昭和的〜って思ったらビリーバンバン?旧は武田鉄矢の少年期だからその名曲には勝てないが…それに対抗しそこだけエモくしたのか?。旧作品は挿入歌もエンディングも武田鉄矢ですが同じでも何度も聞きたくなる、くどくない名曲。新しい作品なんだから変に昭和っぽくするより、あいみょんとかに歌ってもらった方が今っぽいけど何か懐かしいみたいになったと個人的には思うんですけどね。こちらの作品のエンディングは髭男なんでね、とても良いんですけどドラえもん映画もオシャレな感じになりましたね。

こちらの作品は、ちょこちょこ新しいのと古いのを混ぜちゃった感じがしましたね。ドラコルルが帽子を脱ぐシーンでかなり昭和っぽいメロディ流れるしー。

旧作品は歌だけでなくて音や音楽の使い方が素晴らしくて、とにかく心情に響くんですよ、ズーンってしたと思ったら急にコミカルだったりハラハラしたりが音で表現されている。こちらの新しい方を面白いと思われた方は是非古い方も比較して見ていただきたい。

    「パパ!独裁者ってなに〜?」

子供の頃はスネ夫の弱い所やズルい所が嫌だったけど大人になって見ると逃げたいとか怖いとかは人間として普通の感情だと思える。小学生が戦争に参加するんだよ、そりゃ普通のメンタルでいられないよ。それでも勇気を出して踏み出す所がとてもカッコいい。

何だか旧作品の良さしか書いてないかもしれないけれど、旧作品を見ず初めてこの作品を見る人はきっと古い作品と比較しないから満足な気持ちで見れる素晴らしい作品だと思います。


       「自由を我らに!」


声に関しては松岡茉優はカーズクロスロードでクルーズ・ラミレス 役の時上手いなぁって思ったけど、こちらは普通でした。香川照之は独裁者のキャラに合ってましたねー。

ロコロコの声を梶裕貴がやってるんですけど旧作品だと三ツ矢雄二で、とにかくおしゃべりが凄くて最強だけど梶裕貴も違和感なくて凄いなぁと思いました。

ドラコルルの声が旧作品と比べるとかっこよすぎる!。旧作品だとちびまる子ちゃんのお父さんの声をしてる屋良有作なのでちょっと抜けてる感じなんですよ。


久しぶりにドラえもん映画を見たので一人で興奮してしまいレヴューが長くなってしまいましたがほぼ旧作品絶賛で終わってしまいました。