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果てしなき情熱のryusanのレビュー・感想・評価

果てしなき情熱(1949年製作の映画)
3.8
戦後の人々がまだ貧しい中、音楽家と彼を支える女性の半生を描く。
才能はあるが人生にマイナス思考で好きなことも勇気をもって出来ない男。そんな情けない男ゆえに周りの女性の母性本能をくすぐる。しかし彼には心に思う人が別に居た。音楽に込めた彼女への思い、それがヒット曲となって自分を苦しめ、それを知らない献身的な妻に対する罪の呵責がさらに彼を苦しめる。
片思い、失業、家族関係、二人の男女の愛にいろいろな事情を絡めてただの恋愛映画で終わらない。
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