McGuffinマクガフィン

冷血のMcGuffinマクガフィンのネタバレレビュー・内容・結末

冷血(1967年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

実際に起きた事件を元にしたノンフィクション小説を映画化。
原作は「ティファニーで朝食を」のトルーマン・カポーティ。

ドキュメンタリータッチ。
フィルムノワールな映像にニューシネマ以上に非道な登場人物。悲鳴にかぶさるサイレンで映像は分断される。
犯行手口は警察の語り口で徐々に明かされる仕組み。

ラジオがない!
からのラジオのショットへの繋ぎ。
捜査側と犯人の現在の見せ方が上手い。

2人のうち1人が自信満々で(エドワード・ノートンとか似合いそう)、相棒(ブレイク)は不安気なのは「ロープ」のよう。

何が犯罪を冷血に駆り立てたのか?
犯罪者の生い立ちや心理に切り込んだもの。
当然被害者を考えると観ていて気分のいいものではない。

気になるセリフ
『映画「黄金」のボガートみたいに』

空き瓶を黄金って言って子供と拾ってるシーンだけ見ると普通に良心がある人に見えるから怖い。

『計画に命があるみたいに止められなくなった』

フィリップ・シーモア・ホフマンの「カポーティ」も気になる。