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暁の追跡のhummingbirdのレビュー・感想・評価

暁の追跡(1950年製作の映画)
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巡査の池部良は勾留した容疑者に逃げられ…。

この監督らしくない、硬派な感じの作品。出演者が豪華な割には、やや地味な内容だけど、ロケを多用した映像は美しい。

池部良が働くのは新橋の交番らしく、当時の付近の様子がよく分かる。交番が狭いので、窓や入り口を画面に入れて、その先にいる人の様子まで見せることで、奥行きと活気を出している。
クライマックスは逆に、明け方で、いるのは犯人と警官だけ。捕物が終わると夜が明けて、町に活気が出てくる。

美術は成瀬作品でおなじみの中古智。伊藤雄之助はすごく若いのに、菅井一郎は全然変わらない。

「脚本家・新藤兼人」
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