カズザク17

ブレット・トレインのカズザク17のレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.8
原作が伊坂幸太郎の小説って事で、ハリウッド映画になったらどうなるんだろう?って興味を覚えて観てみた。複数の殺し屋が登場し、それぞれの過去や経験が少しずつ絡み合い、それがどんどん複雑に且つ深く絡み合い、最後は一つの所に繋がっていく、辿り着く…って、まだ原作を読んでいないんだけど、何となく伊坂幸太郎を感じ取る事が出来た。
東京から京都を走る、日本の高速鉄道が舞台。鉄道に乗っているのが約2時間、映画も約2時間なので、映画の中の出来事がと自分の感覚的な時間が、ほぼ同じスピードで進む。不思議な感覚でもあり、一緒に移動しているようなリアル感もあったりする。
東京の街中のガヤガヤ感にギラギラ感、京都の町並みの少し古ぼけた感等、ハリウッド映画が描く少しズレた「日本」が面白い。日本の映画やドラマの中で描かれている外国って、その国の人達が見ると同じ感覚を持つんだろうなって思うと、なんだか笑える。