千年女優

ブレット・トレインの千年女優のレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
4.0
裏稼業も長いベテランで、自分の不運を呪いながら京都行きの新幹線からブリーフケースを盗み出す仕事を請け負った「てんとう虫」。簡単な仕事だと高を括る彼が、それが伝説の殺し屋「白い死神」に関わる危ない橋だとは知らず、様々な因縁を持って世界中から集まった殺し屋たちとのバトルに巻き込まれる様を描いたアクション映画です。

シリーズ前作の『グラスホッパー』が生田斗真主演で映画化された伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』をまさかのハリウッドが映画化した作品で、新幹線内でのブラッド・ピットを中心とした国際的な面子でのヒットマンバトルを『ジョン・ウィック』後の活躍目覚ましいデヴィッド・リーチが盛り立てて二億ドル近いヒットを記録しました。

アメリカ商業映画の力を見せつける一作で、お話自体の面白みではなく「オシャレ」な文体が魅力の伊坂小説をそのまま映像化ではイタさがあるところをコメディに舵を切ってのテンポ良いゴージャスな演出で心沸かす「オシャレ」なエンターテイメント活劇にしていて、演者と監督、そしてビッグバジェットに恐れ入ります。You need a hero。
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