EDDIE

ブレット・トレインのEDDIEのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
4.3
一つのブリーフケースを巡る殺し屋同士の駆け引き。
新幹線(風)という限られた空間の中でいくつものすれ違いやアイテムが伏線となり後半に活きてくる!
終盤は嵐のように疾走感ある展開で面白さ爆発!真田広之御仁の老獪なシブさがたまらない。

〈感想〉
いやはや、最高でした!
伊坂幸太郎の原作小説『マリアビートル』も随分前に読んだことはあって、細かい部分は覚えてませんでしたが、個性的なキャラクターばかりで観ているうちにどんどん思い出してきました。

個人的に推しは檸檬だったんですが、映画の中のレモンもブライアン・タイリー・ヘンリーが見事なレモンを演じてくれていてホントに好きなキャラクターになりました。

序盤はどちらかというと背景設定の説明に割いたこともあり、やや冗長に感じたのですが、どんどん盛り上がってくる後半はボルテージマックス!
いやぁ劇場で観て良かった〜!

あとはブラピ演じるレディバグの不運という設定を活かした演出が効いていましたね。
終盤の新幹線(高速列車?)の説明書のくだりは爆笑しました。

原作の王子も結構好きなんですけど、本作ではジョーイ・キングがプリンスとして、とても魅力的に演じてくれました。

レモンの相方のタンジェリンを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンはめっちゃセクシーでしたね。終始彼はスクリーンに映るたび、画面を支配していました。
下手したら本作においては色気はブラピ以上だったかもしれません。

とにかく一つ一つの殺し屋同士の掛け合いがテンポよくて面白い。
もう一度劇場にお代わりに行きたいぐらいです。

年間ベストに入るかは怪しいですが、下半期ベスト10入りの候補ぐらいには好きでした。

〈キャスト〉
レディバグ(ブラッド・ピット)
プリンス(ジョーイ・キング)
タンジェリン(アーロン・テイラー=ジョンソン)
レモン(ブライアン・タイリー・ヘンリー)
キムラ(アンドリュー・小路)
エルダー(真田広之)
ホワイト・デス(マイケル・シャノン)
ウルフ(バッド・バニー)
ホーネット(ザジー・ビーツ)
サン(ローガン・ラーマン)
車内販売員(福原かれん)
車掌(マシ・オカ)
マリア(サンドラ・ブロック)

※2022年新作映画117本目
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