トンチキジャパンを駆け抜ける、殺し屋達が集う新幹線アクションムービー!
実力派俳優が大真面目に演じる特濃キャラ達の絡みが大変シュールで面白い。
巻き込まれ型のため主人公レディバグのバックボーンが描かれず薄味に感じるが、その分殺し屋達の動機付けが盛々で印象深い。
特にミカンとレモンのコンビは機関車トーマスから兄弟愛までたっぷり堪能できる。
キャラクターそれぞれの運命の行く末も、カチカチと組み上がっては二転三転して楽しめた。
基本的にほとんど新幹線の中が舞台となるが、車両ごとに特徴をつけたり、多様なアクション、日本の楽曲を使用したBGMなど飽きさせない作りだった。
勢いに圧される映画なので細部が記憶には残りづらいかもしれないが、ハマる人は何度見ても楽しめる。
飄々とした(ように振る舞う)、主人公レディバグの禅の心も見習いたい。
あと『デッドプール2』のお返しカメオには思わず膝を打った。面白すぎる。