まさにジェットコースタームービー(新幹線だけど)という感じで、最後まで全く飽きずに楽しめました。
あまりにも露骨な「それ伏線です!伏線ですよ!」「これ回収です!あの伏線の回収です!」みたいなのはかなり好き嫌い分かれそうですが、只管テンポ重視なエンタメとしてはこれでいいと思う。ゆっくり休みたい週末に難解映画など見たくない!
心理学とかであるのか知りませんが、私は「人はリアルにおかれている状況とは逆の感情を作品に求めがち」と昔から思っています。失意のどん底にある人は、絶望的な映画や音楽を求めない。すなわち、リアルが充実している人ほど悲しい音楽や映画を求める(もちろん例外はある)。
テレビ(今は捨てたので持ってないが)とかで、「泣けました!」とか笑顔で感想を述べる人は幸せそうでしょう。日常に悲しみが無いから外部にそれを求めるのです。
なんの話だかわからなくなってきましたが、私、平日は完全に頭脳労働をしているので、休みの日にまでクリストファー・ノーランの映画とか見て頭を使いたくないのです。2時間頭を空っぽにさせてくれて「楽しかった!」と考察も何も要らない映画を欲するのです。