このレビューはネタバレを含みます
結構好きだった！
ネオ・ジャパンって感じ。これはこれで楽しめた。"監督から見た日本"を味わえた。同じ日本でも、切り取り方次第でこんなに違うんだと思った。
ただ、製作陣に日本人がいたらまた違った描き方ができたんだろうなと思った。アナ・デ・アルマスも言ってたように、日本も、当事者が満足できる描き方がなされてないんだなと思った。
主要人物たちがめちゃくちゃ良かった。
ブラピ、果物コンビ、王子の力の抜けた演技が、どこか他人事感を感じさせるものだった。それによって、クスッと笑えるシーンがいっぱいあった。
ブラピやっぱかっこいい。ラストで髪結えてたのがめちゃくちゃ似合ってた。
悲壮感というか、お気の毒に……と同情しちゃう演技も好きだった。
ATJめっちゃ好き！！！！
この人が出てる作品いくつか見たけど、どの作品でも中の人を全然感じさせない。役に徹してる。だからキャスト欄見て毎回びっくりする。
イギリス訛りも、言い回しも、Fワード連発するのも好きだった。
スーツまじ優勝。かっこよすぎた。
ブライアンさんも好きだった。不死身。
髪型ちょーかわいい。
おとぼけ感じがめちゃくちゃ良かった。
最後も仇取ってて痺れた。ブレーキは踏んだほうがいい。
ATJとも名コンビだった。ずっと見てたい。
真田さんも渋かった。
漢！！！仁義！！！という感じ。
一言も発さずとも、その場の雰囲気を引き締める貫禄がすごかった。
圧倒的存在感。
ジョーイ・キング、王子の嫌な感じめっちゃ出てて良かった。ちゃんとムカつく。でも原作よりはライトだったように思った。
親子で始末つけるのはいい伏線回収だと思った。
人の吹っ飛び方とか、キングスマン感あった。
武器の日本刀とか、ラストの夕日に染まる街並みとか、何時代ですか？？？？と思った。米原の秘境感とか。その点ではリアリティがなかった。
ウォシュレットやトイレ使用中のやり取りとか、ゆるキャラの着ぐるみとかおもしろかった！
英語表記がまだまだ進んでないのも、今の日本って感じ。
昭和歌謡がリミックスされて爆音でかかるのも良かった！
蛇は結局どこへ行くのか……？
ロストシティと接点があるのも面白かった。
mansplainingが出てきたのも良かった。しかもそれを男性のブラピが自戒で言うってのが良かったな。
チャニングの役どころも、自然体というか対等な感じ？がして好感持てた。
色んな思惑が交錯して色んな目線で物語が進んでいって、とっ散らかるかと思いきや最後は綺麗に伏線回収して、綺麗に収まるの、さすが伊坂幸太郎という感じだった。
日本の作品がハリウッドで映画化されるの、嬉しい！今後に期待〜〜！
