よんぴる

ブレット・トレインのよんぴるのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.0
伊坂幸太郎好きですが、こちらの原作は未読。
イギリスのミステリー文学賞でノミネートされたことでも話題になっていました。

ある殺し屋が代理で受けた依頼は、東京発京都行き新幹線の車内にある荷物を奪い去ること。荷物は簡単に見つかり、次の駅で降りようとしたところ、謎の殺し屋に襲われて降りそびれてしまい…

全編ふざけていますが、痛快でスッキリします!また、かなりデフォルメされていますが、とても日本愛を感じます。

デフォルメされた理由のひとつとして、コロナ禍により、日本でのロケが出来なかったことらしいのですが、コロナがなかったとしてもこの過激な内容では、新幹線の車内も駅もいずれにせよ、とうてい許可が下りなかったのでは…

映画の中の日本はステレオタイプ的に描かれがちで、日本人にとっては違和感を覚えることが多いですが、そのひとつの理由としてはロケの厳しさにより、ニセモノでしか表現出来ないことにあると思います。

その証拠に、外国人にも人気な渋谷のスクランブル交差点は、ロケの許可が下りたことないらしいのです。確かに「BLEACH」で渋谷が舞台のバトルシーンがありましたが、あれも大掛かりなセットと聞きました。(映画自体が大ゴケした理由はそれだけじゃないと思いますが)

大作が続編モノばかりのネタ切れ感が高いハリウッドにとっては、日本というコンテンツはまだまだ魅力的かつ、未開だと思うので、ロケの規制を緩めて協力したほうがWin-Winとなれると思いますが…
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