伊坂幸太郎の世界観×ブラピ×世界一アクション集団87イレブンの素晴らしきハーモニー。
目的の異なる殺し屋達が、「何故か」一堂に介した事で生まれるすれ違い、新幹線内の無茶苦茶なアクション、次第に全貌が紐解けていくサスペンス、敢えての大味さ含め、非常に楽しめた！
アクション映画としてみると、常に新幹線の中という固定空間で印象に残る多種多様なアクションを見せるのは流石87イレブン。
しかも、アクションがただの見せ場に留まらず、しっかり物語推進やキャラクター描写のパーツとして機能してるのが、あぁ本当良いアクション映画だなって感じ。
原作からの改変も、映像的に立つ展開を取り入れる事で「非現実」に大きく偏る為、合わせて「盛り盛りのエンタメ演出」を取り入れてるんだけど、しっかりと原作の最大エッセンス、つまり群像的魅力を立たせてるバランスは素晴らしい。
