やまだ

ブレット・トレインのやまだのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
4.0
9/13 吹き替え 新宿ピカデリー
9/15 4DXSCX 字幕 池袋グランドシネマサンシャイン

もともと伊坂幸太郎の殺し屋シリーズが好きで、3年前くらいにマリアビートル読んでて面白かった記憶があったので見た。あとトムクルにハマってて、ブラピの映画も見たくなって見た。
すごいめちゃくちゃぶっ飛んでてハチャメチャちょいグロブラックコメディでよかった。ネオンギラギラの東京に絶対東京駅じゃない強いて言えば渋谷じゃね?みたい駅に初っ端から笑い転げてた😂吹き替えだとセリフ回しのテンポがめちゃくちゃ良くてすげぇ笑った!簡単に人が死ぬのに、あっちゃ〜死んじゃった😅で、君誰?みたいなレディバグのテンション感めっちゃシュールでおもろい。ブラピの困り眉とか、ちいかわみたいにめそめそしてるのにステゴロ強すぎだし、基本的に喧嘩強くて笑う。レモンとミカンのコンビ、原作と正反対にしてて、原作だと「瓜二つで双子みたいって言われるけど本人たちは双子じゃねぇ!って否定してる」一方で映画だと「白人と黒人でどう見ても双子じゃないのに本人たちは双子みたいに思ってる」っていう設定がただ無視するんじゃなくて反対にしてるのが逆にオマージュチックで好き。パルプ・フィクションの殺し屋コンビにも感じが似てると思った。時系列バラバラで視点が次々に変わっていくのとか、疾走感が伊坂作品って感じで良かった。あと、一緒に見た母親がタランティーノ作品に似てるって言ってたのと、パンフにもそう書いてあって、なるほど〜ってなった。あと、タンジェリンが新幹線の窓ぶっ壊して入ってくるシーンマジで意味分からんすぎて爆笑した🤣しかもその時の曲が、「時には〜」っていう日本語の物悲しい曲で本当に日本語曲の選曲もバグってて笑う。最後のめちゃくちゃかっこいい決闘シーンでもスクールウォーズの日本語曲のヒーローがかかってて、絶妙な昭和感がマヌケでおもろい。選曲バグもタランティーノらしいとのこと。正直、原作とはホワイトデスとかのくだり全部違うけど、それはそれとしてふつーにおもろい。あと、最後に出てくるマリアのビジュが良すぎてさすがに恋しちゃう。ブラピ演じるレディバグのバケハからめちゃくちゃ可愛いし、強いし、めそめそしてて強くてカッコ良くて好き。エルダーがレディバグの解説するとき、吹き替えだと「てんとう虫は日本語では天道虫、天の道の虫と言うんだ」っていうとこすげぇかっこよかった。後ろから朝日がさしてて。人がバッタバタ死んでる中でなんてことないみたいなテンションでシュールなジョークを言うのがクールでおもろい。めちゃくちゃ金かけた豪華なトンチキ映画だけどすげぇ笑う。頭空っぽにするといい。
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