記録
全体的に面白かった半分、ムムムッ半分でした。
オモシロジャパンはどんと来いですし、制作陣もわかってて面白がっているのはわかります。
俺ももっと日本の風景を楽しみたかったくらいです。
でも、リアリティというか、人はそこでそういうリアクションを取るかな?とご都合主義までどんと来いではないです。
ハチャメチャな一方でどこか落ち着けるポイントを作らないと、ただの何でもアリの世界になり兼ねないかなと。
音楽も単品として聞いたらカッコいいのですが、時々 椅子から落ちそうになるダサさがあったり。
先にいうと、そのおかげで全体的にまとまりのない、締まらない感が拭えなかったです。
キャスティングは絶妙で、役者さんも皆上手いので、スゴく魅力的でした。
ブラピの運の悪さを悩み 心変わりしていったバックボーンも面白いですし、アーロン・テイラーや真田さんはカッコいいし、ホーネットも可愛かったので出番をもう少し増やして欲しかったくらい。
それと、木村役の俳優さんは知らなかったのですが、ハリウッド映えする日本顔だなぁと。
日本語のほうがつたないのでしょうが、英語が似合う日本人顔ってなかなかいなかったなあと見惚れました。今後追いかけていきたい俳優さんでした。
そうそう、ゲストのチャニング・テイタムのゲイ芸も妙にハマッて笑える。
そんな魅力的なキャストを揃えておきながら、
軽いノリでポンポン話が展開したりポンポン伏線回収したり、ポンポン過去が語られたり、いいセリフがテンポ良過ぎに流されたりしたせいで、物語の面白さに効果を感じなかったり。
緩急というか、全てのシーンが同じトーンで進む感覚が強くて、そのへんが締まりの悪さを感じたのかもしれません。
どっしり腰の重い部分があってもテンポは悪くならない演出法はあったような気がします。
思考が追いつかなかったせいかもしれませんが、レンタルされたらもう一度じっくり観たいと思います。
ただ、原作を読んでみたくなったので、楽しみが増えたのは確かです。