『パルプフィクション』のキャラクターで『キルビル』をやるような、悪く言うと「二次創作」みたいな作品でした。
元々タランティーノが「自分の好きな作品」をパッチワークさせるような作品作りを得意とする監督だと思っています。
今作はその「タランティーノ的なパッチワーク」の素材に「タランティーノ作品」や「ガイリッチー作品」などを入れているため、タランティーノが渋滞を起こしている感覚を受けました。笑
(そもそも原作である伊坂幸太郎の「マリアビートル」がタランティーノの影響を受けた作品とも受け取られます)
僕は基本的にタランティーノが好きなので、「好きなもので埋め尽くされた120分間」を楽しませてくれました。
「最終的な作品メッセージ」や「間違った日本観」も好きだったので、ドンピシャな作品でした!