こなやん

ブレット・トレインのこなやんのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.3
楽しく拝見しました。
 
なのだが 何かが少し足らないのか、非常に惜しい様な感じ。

くだらない会話が続く所や、関係性の見えない登場人物等 前半少し眠くなる場面も。

全て後半に繋がるのだが、じれったくなる。

この辺りを解消するなら、字幕より吹き替えの方が合っているかもしれません。

とは言え後半の伏線回収や 特にラスト30分は怒涛のアクションで観客は釘付けになる。

映画の雰囲気は、10分前や数日前など 時間を遡って現在に至った理由を説明して行く手法は、タランティーノで みょ〜にグロい所や、日本テイストを全面に推している「キル・ビル」によく似ている。

ジャパン描写はツッコミ所満載だが、えげつなアクションと ぶっ飛び過ぎ描写で、余り気にならない。

そんな中でも 凄味と貫禄&説得力で最初から最後まで魅せるのが 我らが真田広之である。
仕込み刀で逆手一文字切りする辺りは、座頭市さながらで様になっている。

そんなこんなで、劇場でアクションを楽しむには充分な作品と言えよう。

私はDVDが出たら 吹き替えでもう一度観てみようと思う。
こなやん

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