ユージーン

ブレット・トレインのユージーンのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.6
 原作を読んでいたので、ハリウッドがいったいどれだけ手を加えたのかが気になり、鑑賞しました。

 キャラクターや、列車内での殺し屋たちの抗争という設定以外は、良くも悪くもとにかくメチャクチャでした。こんな内容ならわざわざエセ日本(ネオ日本?)を舞台にしてやらなくてもよかったのに。原作へのリスペクト、ということなんでしょうかね。

 出演者は無駄に豪華で楽しかったです。ブラピは主役だから当然ですが、サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムの起用には、なにか、スケジュール的なサプライズを感じざるを得ません。おそらく撮影時期が被っていたんでしょうね。

 日常の裏で密かに行われている殺し屋同士の戦い、という原作の良さは皆無なので、まったく別物として考えて観た方がいいです。

 せめて、ガキの末路と、老父の地味さは原作通りであってほしかった。真田さんでは、存在感がありすぎる。