伊坂幸太郎『マリアビートル』を原作とした本作は、2022年公開のアメリカ映画である。伊坂幸太郎の本を読んだことはあるが『マリアビートル』は読んでいない。原作と作品のずれなど色々と批判があるようだが、原作を読んでいない私はそんなことは気にせず鑑賞した。
結論から言うと面白かった。Ｂ級映画のような安っぽさに賛否両論あるようだが、それも演出だと思えば気にならない（演出ではないのかもしれないが）。しかし、字幕は気になった。矢印が出たり棒線が出たり。読みづらくて仕方がない。この字幕はいったい何なんだ。
監督は『アトミック・ブロンド』を撮ったデヴィッド・リーチ。スタントマンから監督までのし上がったという経歴の持ち主だ。
ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、サンドラ・ブロックなどなかなか豪華なキャスティングだが、なんといっても真田広之の存在感が突出している。彼がいたから作品が締まった。
