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ブレット・トレインのmizukiのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.8
伊坂幸太郎原作っていうのと、ブラピとジョーイキングが出てるからみた。

伏線学習パートがあんまりハマんなくて、おもしろくないところがおもしろいが9割、おもしろいのは1割、みたいな個人的低空飛行を耐え抜き、伏線回収始まってからは超おもしろかった。そもそも伊坂幸太郎の小説ってそういうところある〜〜中学生のとき読み漁ってたけど、ラストの爆発的盛り上がりの快感のためだったと思う笑 『オーデュボンの祈り』、『終末のフール』、死神シリーズは終始好きだったけど。

「てんとう虫(Ladybug)の七つの星があるけど、幸せを意味する星じゃなくて、幸せを守るために悪運を背負ってるってことなんだって(うろ覚えです 一字一句は合ってないと思う)」…たぶん悪運に見える幸運、ちゃんと劇中で7個あるはずです。数えてなかったけど。悪く見える出来事も、何か後のいい結果の一過程では?という思想いいね。運命は受け入れた方がいい、でも悪いことが起こる気がしたら必死で足掻いてもいい。でも、'とにかく今この一瞬を頑張って生きろ!'というよりは、'なるようにしかならない'っていう冷めた感じが推せる。できることをなんとなくやる。できた実感とかも別になくてもいい。あってもいいけど。「今の自分は何もできていない」と思うより、こんなふうに「なんかちょっとできているだろう」って思えたらいいよね。
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