るてのら

港の乾杯 勝利をわが手にのるてのらのレビュー・感想・評価

港の乾杯 勝利をわが手に(1956年製作の映画)
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冒頭から、奥行きのあるさりげない視線の交差。そして頻出する階段と競馬場の高低差が生かされたショットの数々。
特に駅の構内の階段ですれ違い、かつ入れ違う男女を捉えるショットが最高。

また兄弟が言い争う自宅でのシーンでも兄弟は右に左に入れ違い、贅沢にカットを割り、180度逆方向からも自宅内を捉えていく。

あまり期待してなかったけど初監督作から個性が爆発している。
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