K

ボクたちはみんな大人になれなかったのKのレビュー・感想・評価

3.5
東京の生活って、どこか現実ではなくて、何かを埋めるために動き回っている。本物なようで本物じゃない生活。

佐藤は普通に生きたくないのに、結局仕事人間になり、とりあえずの彼女をつくり、世間でいう「普通」に染まる毎日。過去の「普通とは違う彼女」の存在を追いかけては、いまの自分との矛盾に苦しむ人生にみえた。


今はなきシネマライズなど、90年代の再現が本格的で懐かしくなった。
仕事を休んで小沢健二を流しながらあてのないドライブの後、あのラブホテルでセックスして1日を終わりたい。
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