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Eggs 選ばれたい私たちのブンのネタバレレビュー・内容・結末

Eggs 選ばれたい私たち(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマ的に興味マンマンでみたので、少し肩透かし感。子ども産む産まないてきなせめぎ合いが常に親族の間である自分にとって非常に刺さるのでは、と思ったけど、、そこまではなかった。あまりに粛々としてたからかなぁ。

・卵を混ぜる一定のリズムが機械的で不自然で怖かった

・鍵閉めないのがものすごい気になった。私はどっちかーてと葵ちゃんよりで適当溢れる人間だけど鍵だけは気になった。セキュリティ!閉めよう!オートロックなのかもしらん

・親とのせめぎ合いがわりと主となるか?と予想したけど、親世代の人間が出てこず。話題にはあがるが。そこが物足りない感なのかなぁ。

・純子ちゃんが可愛い!!TikTokでフォローしてる姉妹アカペラデュオのお姉さんに似てた。

・葵ちゃんの、差別されてる!とか、迷惑かけてる!とか、普段細かいこと雑なクセに、人間関係センシティブなのはけっこう共感した。とりあえず迷惑かけて自分でも納得いかないから、誠意みせたくてお金貯める、ってのも思考回路として理解できる。自分の納得感をとりがちになって、、愛情はすごいあるけど独りよがりになってまうんよ!!あるよね。私もそっちだな、、。そして将来のこととか考えてないから、ちゃんと見据えてる人見ると素直に偉いと思える感じとかも。わかるなーってなった。

・たぶんお話としては純子軸だから、さいごのクライマックスで共感しづらかったのは、純子とは共通点がすくなかったからかもな。一見普通にみられがちというか常識人で、周りから見るといいやん。なにも不自由なさそう。って思われるけど。みたいな立ち位置。広告業界に勤める友だちに「いやいや、ちゃんと仕事で必要とされてて、いーやん。私なんか・・」っていうくだりとかはわりとわたし的には対極の人だな。という感じ。私は広告業界!!マスコミ!!って感じで働いてで仕事だけ見ると華やかだったけどその分虚しさがすごい!!みたいな感覚あるから、純子には、やりたい仕事やってても選ばれてない感満載のパターンあるよとゆいたかった。

・あんな素敵ダイジェストで、この映画の中でも楽しい、「がんばろー!」な流れの雰囲気の中撮った写真があれかい!!となった

・30歳で卵子が、、といわれて、私は33歳なんやけど、大丈夫やろか、と不安になった

・経血のドロドロ具合がすごくて(便器についてたやつ)あんな、粘度の高いやつがあの量でるんに、あんな薄いナプキンではむりすぎる!!!!と非常に感じた。

・卵子が無駄になる危機感や虚しさにあまり共感できんかった。たしかに、その、年齢とのせめぎ合いや外側と圧とかあるから、せまりくるかんじはザックリとあるけど、そこまで卵子という物理に思い入れもつかんじが、のれないかんじ?だったのかな。なんで、こう、のれなかったか、理由に確信ないが。


・普通にレズとか関係なしに、人の風呂に乱入したり顔近い!てなって引くのはプライベートゾーンのもんだいじゃろが、と思った。それが最後に回収されるけど、意外性がなかったので、、そうやろな!となった。私はでも葵ちゃんばりに土足系の人間だからね!(なんのフォロー。

・卵も生理も、こう見るとグロテスクよね。日常だけど。普段はね。さいご、なんでそんなつごうよくそこに卵が??と思うけど。

・なんか、最後思ったけど、日常で粛々としてるけど、雑味がなくてメッセージ性が強すぎるバランスが、なんか微妙かなと思った。これだけ淡々と進むシンプルな話で、メッセージも強くて、、ってなると、こう、人間味とか、生活感に、もっと雑味がないと逆にこう、インパクトないという感じに思える。でも、それでいいのかもしれん。

・書くの忘れてた、最後に。エッグドナーの制度について全く知識なかったので、ほの仕組みとかルールとかの現状についてわりと分かりやすく描かれてたのはよかった。新たに知るきっかけになったように思う。
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