やりたいことの根幹はすごくすごくすごくよくわかるからこそ、本当にそれでいいのかという疑問を呈したい。
女性として生きていくことに生きづらさを感じている(いた)からこそこの映画を作ったのだと思うけど、タイトルにある「選ばれたい」という言葉がすべてなんです。結局前代的な価値観のままやってるから「選ばれたい」という単語が出てくるのではないだろうか。必要なのは既存の価値観からのアップデートです、アップデート。そこまでやらなきゃ2020年代の映画としては足りないんじゃないだろうか。これが5年前の映画とかなら話は違うんだろうけどねえ(構想期間がしばらくあっての公開というインタビュー記事を見かけたのでそれもそうなるか)
そして男性を害悪なものとして排除しすぎじゃないだろうか、そこからはもう分断しか生まれないよ...と思ってしまう。