Netflixのオリジナル作品。
北野武の駆け出し時代の演芸場での日々と師匠との別れがメインのストーリーでした。
序盤はタップダンスのシーンが多く、思ってたのと違う感じかなと思いましたが、段々とストーリーに引き込まれていく感じで、終わってみればあっという間でした。
世代ではないので、ツービートとか当時のお笑い業界についてはまったく知りませんが、演芸場を飛び出してスターになっていくビートたけしと、時代遅れと言われながらも演芸場を続ける師匠が対照的でした。
また、タップダンスや馬鹿野郎の台詞など、今のビートたけしの原点はあの師匠にあったのかと初めて知り、師匠の存在の大きさを実感しました。
あの師匠あって、この弟子ありというような感じで、独自のダンディズムを貫く師匠の存在が、今もビートたけしのなかで生きているんだろうなぁと思いました。
「菊次郎とさき」で描かれる素敵な母親とともに、今回の素晴らしい師匠のような存在があって、今のビートたけしがあると思うと、本当に幸せな人だなぁと羨ましく思います。
