柳楽優弥の演技は完璧だし哀愁を誘うラストの長回しはお見事
ですが全体的に細かい心理描写がちょっと不足してたかな…
師匠の心境の変化が唐突だし弟子を想う描写に後付け感があるので前半に細かい伏線を貼っておいたほうがラストは府に落ちた
それと浅草キッドという歌は自殺未遂して辞めた元相方を歌った曲ですが、その話は出てこないのにこの曲を使うのはミスマッチ
千春の件は完全に蛇足なのでそこをカットしてそのエピソードを挟むか師匠との描写を充実させたほうが良かったと思います
ですが北野武以外のお笑い芸人さんが撮った映画の中では最も面白かったので興味がある方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか
