桃

浅草キッドの桃のネタバレレビュー・内容・結末

浅草キッド(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2022年2作品目鑑賞。

-芸人は舞台の上じゃなくてもボケろ
-笑われんじゃない、笑わせるんだ

芸人ってかっこいいですね、
芸人というか、深見さん、たけしさん。
何も持っていなかった、エレベーターボーイからの飛躍。
成長の種を咲かせる魔法の水は、ひたすら素直に吸収して、実践することかもしれない。
何も失うものがないからこそ、愚直に師匠の背中を追えたのかもしれない。
でも、背中を追い越して次の世界へ進んでからの我流の部分が本領発揮。

柳楽優弥さんは流石ですね、瞬き一つとっても、憑依しているかのよう(生きてらっしゃるんですが)
門脇麦さんもかっこいい俳優さん。
鈴木保奈美さんの色気も、感激します。

たけしさん本人も泣いた、実際もっと酷かったけど美しく仕上げてくれている、という感想だそうですが、
劇団ひとりさんの映画や、先輩方へのあらゆる方位へのリスペクトが感じられる、とても気持ちの良い映画。

最後に師匠と居酒屋で師弟漫談をするシーン、たけしさんが深見さんの一つ一つ教えを守りながら、靴のボケまで全て伏線回収するところが良かった。
桃