雨丘もびり

浅草キッドの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
3.5
『ウェンズデー』の興奮冷ましに。
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面白かったです。泣いた😢。
『男はつらいよ』系の映画をまったく受け付けない私でも、賞金で師匠と飲みに行った居酒屋で、皆を沸かせてるシーンでおいおい泣いてしまったよ👠。
嬉しくて切なくて。なんでもう二人で舞台に上がってないの⁈って。
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求められてない場でどんだけ巧く歌っても、さ...あれお客さんが悪いんじゃ無いよ。ってアタマで思いつつ、なんか、千春さんの期待と失望の波に、胸が苦しくなったのでした。
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こうゆう昭和芸能の機微まったくわからない私だから、なんでタップダンスが演芸の上達に関係あるのか?掴めなかったんだけどね😥。
あと、師匠とタケの二人でやってたコント、半分漫才みたいだったから、すんなり漫才に鞍替えできそうだったのに。。。なんであんなに漫才に拒否反応示すのか?それもわからなかった🫢。
「笑われるな、笑わせろ」みたいな自惚れも、なんか嫌い。むしろお客さん下に見てる感じ。
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私は北野武さん以外全員知らないので、似てるのか似てないのかは判断できず。。。大泉洋は大泉洋だったし、ザッツ昭和芸人な演技がクサかった。『こんな夜更けにバナナかよ』の方が刺さりました。
脇役たちの顛末も、ほぼ全員とっ散らかってて、彼らの人生はどうなったんだろう。
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っていうくらい、共感力の薄い私でも、楽しく観れました。
劇団ひとりのバランス感覚、エンタメまとめ力はすごいと思った!✨👌
しんみりシーンでピアノ使いたがるのちょっと飽きた。