《粋と笑い。》
『ガンニバル』で柳楽優弥の演技に痺れて、
最近『首』を観て武作品に触れたことで、あぁそういえば本作があったなと。
当時話題になってましたが、まだネトフリユーザーじゃなかったので観れずにいました。
時間差めちゃめちゃありながらですが…バカみたいに良い映画ですねこれ!
オープニングから柳楽優弥のキレる演技が観れて嬉しすぎました。
と言うかキャスト陣。
全員素晴らしすぎた。
本作の一番の見所がキャストの演技力です。
まぁなんと言っても柳楽優弥。
ずーーっと演技が神がかってます。
誰もが知ってるビートたけしを演じる。
笑わせながら泣かしに来る凄いことをしています。
大泉洋の師匠も表舞台では羽振りも良く、カッコいい感じなのに実際は多くの悩みを抱えてる所も上手いこと演じ分けていました。
そしてこの二人が合わさった時の空気感が好きすぎました。
まさかハイヒールを履く小ボケの件で泣かされるとは思ってなかった。
門脇麦もよかったぁ。
今まで彼女の出演作に触れてきてなくて、CMぐらいでしか観てなかったんですが、軽く好きになるレベルでした(笑)
あの恋愛にまで発展しない距離感が良かった。
笑われるんじゃねぇ、笑わせるんだ。
これが本作の一本の柱になっていてそこが粋でかっこよかったです。
監督が劇団ひとりだったんですね。
笑いの間が良かったのも納得です。
『火花』はコンビ間の話でしたが、
本作は師弟の話。
どっちもかなり好きです。