たろさ

オーストラリアのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

オーストラリア(2008年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

第二次大戦勃発前、イングランドの貴婦人サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は夫のいるオーストラリアのダーウィンに向かう。しかし夫は何者かに殺害されていた。


オーストラリアを舞台にしたおとぎ話。「風と共に去りぬ」のようなことをやりたかったのだと思う。悪者は悪者を脇役は脇役を演じているが、主人公たちを引き立たせるだけのために存在しているかのよう。そして役目を終えた脇役はどんどん雑に退場してもらっている印象。
フレッチャー(デビッド・ウェナム)が最後にナラ(ブランドン・ウォルターズ)を殺そうとするもキング・ジョージ(デイビッド・ガルピリル)に殺される展開は雑。子供たち救出作戦とその際にマガリ(デイビット・ングンブジャラ)のとる自己犠牲的行動も嘘くさい。ちなみに日本軍がオーストラリアに上陸したことはないとのこと。
白人以外は酒場に入れない、ナラがクリーミーと呼ばれる等の人種差別を描いている作品なのに、主人公の一人であるナラが"Jap"という人種差別的な単語を使うのはどうかと思う。主人公グループ以外の人物が使うのは別に構わない。
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