グリーンツー

オーストラリアのグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

オーストラリア(2008年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ニコール・キッドマンは綺麗だしストーリー自体はなかなか面白かった。フィクションだったらかなりいいと思ったよ。

ただ、キッドマン演じる公爵夫人はイギリス国民の「多数派」ではないし、日本軍の描き方も偏見がある気がした。「民間人」や「原住民」を攻撃する日本軍なんて、いたとしても軍規違反で処分間違いなしだし、民家を集中的に焼き払うなんて「関東大空襲」じゃないんだから…。これが欧米における「日本軍」のイメージなんだなぁ…とショックを受けた。

だから現実には「あり得ない」ストーリーだと思った。今でも「自由」や「平等」を旗印にしている国ほど、人種差別や格差で苦しんでいるんだからね。歴史検証という面で不満が残る映画だった。