イヤホンで観てたんですけど、主人公が衛生兵として戦争の場に行ったときの銃声がすごくサラウンドに聞こえて、本当に怖かったです。ひゅんひゅん周りを抜けていく弾丸がいつ自分の体にめり込んでもおかしくないし、そんな状況を体験できただけでもすごい映画だなと思いました。
章ごとに映画のジャンルが大きく変わりました。恋愛、戦争、薬物、強盗ものと全く違うジャンルを組み合わせているのに物語は一貫して悲しい雰囲気をただ寄らせていました。しかも主人公の年齢も物語が進むごとに増えていって、一人の人生を見ているような感覚でした。
ただ、最初の1時間ぐらいは楽しく見ててこれジョーカーより心に来るなとか思ってたんですけど、その後がすごく退屈でした。全く時計の針が進まないので、眠たくなっちゃいました。
言い回しが小説っぽいなと思って調べたんですけど、原作の著者が獄中で書いた小説を元にしてるんですね。ほんとすごい話だと思います。絶望の連続。
トムホだから、見続けれた感はあります。でも、ほんとあの銃声の体験は頭から離れないぐらい怖かったです。
