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ガール/その女のkuuのレビュー・感想・評価

ガール/その女(2020年製作の映画)
3.0
『ガール』
原題 Girl.
製作年2020年。上映時間92分。
チャド・ファウスト脚本・監督のスリラー映画。
映画の主演はベラ・ソーン。
2020 年 9 月 25 日に米国でオースティンのファンタスティックフェストでオンラインラインナップの一部としてプレミア上映された作品。

父親に虐待の報いを受けさせるため、若い女性は生まれ育っ た小さな町を訪れる。
だが、殺したいほど憎い父のもとで彼女を待っていたのは、想像を絶するほどにゆがんだ家族の真実だった。

ベラ・ソーンの今作品の役柄での演技は巧みでした。
余談ながら、ソーンの才能は演技だけにとどまらず、起業家、歌手、作家、そして監督志望と。
最近は、『Forbidden Flowers』ちゅう大麻とCBDのラインを立ち上げ、二年前には人生で乗り越えてきた困難、苦悩を詩にした著書『The Life of a Wannabe Mogul: Mental Disarray』執筆してる。
今作品には、猫パンチのミッキー・ローク、ラネット・ウェア、グレン・グールド、エリザベス・サンダースなど、豪華なキャストが出演。ディロン・バルダッセロによる効果的なミュージカルスコア いくつかの面白いひねりがありました。
手斧と恨みを持つという象徴的な表現が良かったかな。
監督は、重苦しい人生と家族の姿を見事に描き出し、少女の名前が知られていないのは重要で、彼女は自分が誰なのかさえ知らない。
無名の少女は、貧困と虐待の連鎖から抜け出せないでいて、ネグレクトされた子供たちすべてをも象徴していると感じた。
予想通りの結末ではあったけど、
相続、お金、虐待、ネグレクト、貧困、近親相姦 腐敗、家族、世代間トラウマ、不倫、嘘、権力とごった煮ながら個人的には面白かった。
久しぶりにミッキー・ローク観れたのは嬉しいし、悪くないスリラーでした。
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