同名のテレビドラマシリーズの映画化作品。
常にあちこちで様々なドラマの撮影が行われている、巨大撮影スタジオを舞台に、バイプレイヤーズ＝名脇役たちの活躍を描いた物語。
テレビシリーズの延長にある物語で、良くも悪くもファンムービー特化な作品。銀河鉄道の夜をモチーフにした撮影、という主軸のストーリーはあるものの、それよりもいぶし銀的な芸達者なベテラン役者たちのわいわい感を観る映画ですね。とにかくたくさんの役者が本人役として登場し、楽しそうに演じている姿はとても良いものでした。これだけ多くのおじさん役者たちが同じ作品の中に登場するのはそれだけで貴重。（加えて、物語上ではっきり明言しないまでも、大杉漣さんへの想いが熱くて素晴らしい。）
正直、映画としての面白さはそれなりですが、テレビ版の雰囲気そのままに、終始役者愛に溢れた物語でした。
