フジタジュンコ

ウール100%のフジタジュンコのレビュー・感想・評価

ウール100%(2005年製作の映画)
3.2
何に向けて、誰に向けて展開しているのかそもそも語るつもりもない、ただただコンセプチュアルな作品で、"母による子殺し"がテーマかと思って見ていたが、DVDの映像特典のインタビューを見てどういう話なのかうっすらわかる程度(監督自身も岸田今日子さんに言われるまで細かい設定は考えていなかったようだ)。

イラストや小物や美術は素晴らしく可愛くて雑貨やオモチャ好きの心をくすぐられるし、岸田今日子と吉行和子のふたりのおばあちゃんが愛らしくて優しくて、ちょっと怖い。