ゆみモン

総長の首のゆみモンのレビュー・感想・評価

総長の首(1979年製作の映画)
2.7
暴力団・二代目松田組系大日本正義団組員・鳴海清が、山口組三代目の田岡一雄を銃撃したという事件(1978年)。
この事件の鳴海をモデルとして、東映が1979年に中島貞夫を監督に据えて映画化したのが、この『総長の首』だそうだ。ただし、そのまま映画化すると山口組を刺激するため、大正期の浅草の物語に翻案されている。

誰が誰の役やら私にはよくわからなかったが、暴力団の事件直後にそれをモデルにして映画化なんて恐ろしいことが、当時はよくあったのだろうか?

菅原文太が見たくて観た作品。文太さんは途中から登場して来て、しかも暴力団ではない役。
でも、バッチリ最後の闘いではカッコよく決めている。

1979年と言えば『太陽を盗んだ男』の公開年。沢田研二演じる原爆男と対決する、文太さん演じる山下警部。二人の不死身の対決…等など、語り継がれる名作だ。
文太さん凄すぎる。