「ブルースは死んだ」
などと言われて久しいが、今作で映されるバンド達の生き様は、ブルースの何たるかを全身で表現してた。
「ブルースがあれば、朝起きられる。独りじゃないって気づく。世界には何かある、ブルースによってもたらされた何かがある。」
“ブルースの母”マ・レイニー
この後作中にも登場したベッシー・スミスやホリデイ、フィッツジェラルドと時代が変わっていくわけだが、彼女の音楽は当時の黒人達の生活観を、人生を、より鮮明に落とし込んでいたものだったのかもしれない。
夏を前にチャドウィックへの追悼の意味を込めて鑑賞したが、彼のベストアクトだった。
レコードプレスの描写が割と細かかったのもよかった。
プロデューサー:デンゼル・ワシントン
スコア:ブランフォード・マルサリス
才能と社会と、反抗と。
神はどこか?
「One, two, you know what to do.」