かにチャンZ

マ・レイニーのブラックボトムのかにチャンZのレビュー・感想・評価

3.5
ジャズシンガーとバンドの華やかな音楽劇かと思いきや、そうではなくガチガチのワンシチュエーション会話劇。
時代や人種、古き良きと新しいもの、夢や栄光、手にしているもの手に入れたいもの、過去と信仰。
ひとつひとつの口論のシーンをどう受け取るかでこの映画を観たときのしんどさや面白さが変わってきそうではある印象。

本作はチャドウィックの遺作にあたるようで、闘病中だったろう体は幾分か小さくなっていたように感じたけどすごく力強かった。