親子の愛情を描いた、ちょっと切なくて心温まるストーリー。
母の葬式で、数年ぶりに会った父とローラ。
理解のない父から家を追い出されたあと、施設で自分と同じ経験をもつ友人達に出会い、やっと自分らしく生きることを決意したローラ。
一方、父の中では、ローラはリオネルだった頃のままであり、我が子の変化を受け入れることができないー。
以下ストーリーに触れるためご注意を。
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母の遺灰をめぐり争いという名の対話を続けることで、ローラと父はお互いの認識が大きくズレていることに気がつく。
ローラは、かつて父にも夢があったこと、父が母と自分のために仕方なく祖父の店を継いだと知る。
父は、ローラが自分の想像以上に苦しい思いをしてきたのを知る。
母のiPodから流れる、母が好きだった音楽もそんな二人を包み込む。
望遠鏡で星を見ていた時代は、家族にとって貴重であり、幸せだった思い出。
幸せだった瞬間がたしかに存在したことが確認でき、きっといつかこの頃のようにお互い笑って会える日がくるという希望が垣間見えるラストだった。
別れの言葉がSalut(またね!じゃ!と軽い感じ)だったのも涙。
おまけ
ジャケは絶対にEUフィルムデーズの紹介の方がよき!