しゅんたろう

尼僧ヨアンナのしゅんたろうのレビュー・感想・評価

尼僧ヨアンナ(1961年製作の映画)
3.6
バタイユが好きそうなエロティシズム映画。悪魔=愛するということ

愛が信仰を壊す物語。自分にはそもそもヨアンナが信仰心を最初から持っていない人に見えた。

スーリンは途中で愛のようなものについて考えたり、ユダヤ人との会話で自分の信仰心に真っ直ぐ向き合えなくなったように見える。
マウゴジャータとヨアンナの最後の涙は信仰心の復活と見て良いのだろうか。

譲れない信条の前に、ふと現れる誘惑。規律を守るか侵犯するのか。
そして侵犯は犠牲の上でしか成り立たないのか。