このレビューはネタバレを含みます
「ヨシオの死をなるべく明るいものとして書こうと、歯を食いしばりながら書きました」
ティーチインで監督が話していた言葉通り、涙はあるけど圧倒的に笑いあり、素敵な作品でした。
ヨシオが死んだことを受け入れられず引きずってしまう、でもそこに白黒つけるのではなくそれすらも受け入れる6人の姿がとても愛おしかったです。そしてみんながへらへらすればするほどヨシオの死というものが濃くなって、気づいたら泣いていました。
藤原季節さんが、「お菓子もらいに来たわけじゃないのに、お菓子もらいに来たみたいになっちゃって」と言いながら泣くシーンがとっても好きです。辛いし悲しいんだろうけど、何言ったらいいかわからないし大泣きもできなくて、へらへらしょうもないことを吐いてしまう。このシーンなど、「わかるわぁ🥲」ってひたすらなるような、共感性高いシーンが多いのも良かったです。
何でもかんでも白黒つけようとする現代に、へらへらすることの愛おしさを教えてくれます。ぜひご覧ください🫀
《鑑賞者:みゆう》