ゆうな

世界で一番しあわせな食堂のゆうなのレビュー・感想・評価

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)
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野外映画館にて。
さすがジェンダー先進国で、フェミ映画としてではなく、当たり前に生理が扱われたりしてたのが印象的。
ビザや食事制限など、本当はあるのに、フィクションでは小綺麗に「見えなく」されがちなものたちも。
また、外国語としての英語がここまでメインに使われているのも新鮮だった。
フィンランド語、英語、中国語を行き来するの、『ドライブマイカー』と近しいものを感じて、国際的な映画でトレンド的に扱われているところなのかなとか。

常連のおじいちゃんたちが、ゲイをネタにするのは、大変よろしくないけれど、同時に主人公に懐柔されていくのもまた可愛らしかった。

おとなの『魔女の宅急便』のような、小さなドラマが続いて、登場人物の成長や乗り越える姿の見ることのできる、景色の美しい映画でした。
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