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世界で一番しあわせな食堂のminamiのレビュー・感想・評価

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)
2.8
ピクニックシネマ史上最多ではないかと思うほど大盛況だった。
毎回本当に野外で風に吹かれながら観るのにぴったりな作品を選んでくれる有坂さんには尊敬しかない。

大きなドラマがあるわけではなく、だれでも気軽に観られてなんだかあったかくなる、そういう映画って多いようで少ない気がする。
「だれでも」が結構なポイントなんだよね。

ただ少し思ったのは、息子目線になると、かなり父に振り回されっぱなしで、それをよしとするか悪しとするかは人それぞれだなと。
息子の性格がよく見えてこなかったので、彼自身がどう思っているのかは見えてこなかった。
それだけが残念だった。

ストーリーは古典みたいな話だった。
東洋からやってきた未知の食べ物を食べてみたらどんどん健康になって……というのは「食わず嫌いしないで受け入れたら自分にいいことが返ってくるよ」といったことわざ的なムードすら感じる。

この作品の前にピクニックシネマで観たのが『リトル・フォレスト』だったから、今年のピクニックシネマではおいしいものが出てくる映画ばかり観ているなぁ。
まぁ食べることは生きることと同義なので……。
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