YYamada

ウェディング・シンガーのYYamadaのレビュー・感想・評価

ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)
3.9
【恋愛映画のススメ】
ウェディング・シンガー (1998)

◆映画のジャンル:
ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 リッチフィールド / コネチカット州
◆パートナー (カッコ内は公開時年齢)
 ♀️: ドリュー・バリモア (22)   
 ♂️: アダム・サンドラー (31)

〈見処〉
①全米No.1ヒット!黄金カップル、
 バリモア&サンドラー共演第1作!
・『ウェディング・シンガー』は、1998年に公開されたロマンティック・コメディ。
・本作の舞台は1985年のコネチカット州リッチフィールド。結婚を控えるウエディング・シンガーとして働くロビー(アダム・サンドラー)は幸せな日々を送っていたが、自身の結婚式に新婦は現れず。すっかり落ち込んだロビーは自暴自棄になり、仕事中もトラブルを起こす始末。
・そんな時にウェイトレスのジュリア(ドリュー・バリモア)に力づけられ、彼女自身の結婚式の準備を手伝ううちに、少しずつ互いに惹かれるようになる。ある日ロビーは、ジュリアのフィアンセであるグレンが平気で浮気をするような男と知り、行動を起こす…。(wikipediaより抜粋)。
・本作は結婚式を盛り上げるウェディング・シンガーとマリッジ・ブルーのウェイトレスが繰り広げるラブ・コメディ。アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの共演1作目となる本作は、全米初登場1位の大ヒットを記録、2006年にはブロードウェイにてミュージカル化もされた。

②2人の歩み
◆ドリュー・バリモア
・6歳で出演した『E.T.』(1982)にて、時代の寵児となったためにいじめにあい、荒んだ幼年期を過ごしたバリモア。
・9歳から飲酒や喫煙を、10歳でマリファナ、12歳でコカイン常用になり、リハビリセンターに入所。14歳には自殺未遂、15歳の時には母親からの独立を裁判で訴え、独立したバリモアはアルバイトの傍らオーディションに応募する日々が続く。
・90年代前半には小馬鹿にされる対象まで転落していたバリモアに転機が訪れたのは、幼年期からの彼女を知るジョエル・シューマカー監督が『バットマン フォーエバー』(1995)のシュガー役にキャスティングされてから。
・続く『スクリーム』(1996)では、僅かな出演時間ながら存在感を示し、女優としての存在感を発揮。そして本作により、全米No.1作品の主演に登り詰めたバリモアは、『25年目のキス』(1999)、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)にて、プロデューサー業に進出、ハリウッドの中心人物となるが、その躍進は本作の成功によるものである。

◆アダム・サンドラー
・NYブルックリンのユダヤ系家庭に生まれ、ニューヨーク大学に進学したサンドラーは、スタンダップコメディアンとしてキャリアをスタートさせ、『コスビー・ショー』『サタデー・ナイト・ライブ』へ活躍を広げ『Going Overboard』(1989)で映画デビュー。
・日本での知名度は低いが、アメリカでは興行収入が1億ドルを越えた作品が15本もあるマネー・メイキング・スターである。

③結び…本作の見処は?
◎: 凄絶な人生を歩んできたとは思えないバリモアの純朴な笑顔と、サンドラーとの何気ない会話劇が鑑賞者を幸せにしてくれる快作。2人のケミストリーは本作けら発揮されている。
◎: 終盤の飛行機上のプロポーズ場面は、コメディ作品ながら、非常に感動的な名シーン。本人役で出演しているビリー・アイドルがよい味を出している。
○: 80年代の時代考証がすばらしい。タイムマシンになっていない乗用車の「デロリアン」や、ルーズでポップな原色ファッション。BGMは、マドンナ『ホリデイ』、カルチャー・クラブ『君は完璧さ』、ポリス『マジック』、ヒューイ・ルイス『ビリーブ・イン・ラブ』など80'sの「ベストヒットUSA」が堪能出来る。
○: アダム・サンドラーの 歌唱力はプロレベル。
YYamada

YYamada