MizueTakadaka

TOVE/トーベのMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
3.2
ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの
伝記映画…ということで

もっとムーミン誕生に関する内容が
主軸なのではと予想していたのだけど
予想を遥かに上回る
レズビアンの恋愛模様についての
内容が主軸となっている作品でした

面白いけれど
ムーミンのファン層からしたら
少し期待した方向性では
なくて衝撃的かもしれない(^_^;)

画家として認められることを
望んでいて
ムーミンはあくまで生活のため…
で、それで認められていくことに対して
葛藤がいろいろあったのだろう…
というのも描かれていたけど
トーベ・ヤンソン自体が
あまりムーミンに対する愛情を
持ってなかったように見えてしまうのが
ちょっと悲しく感じた…

恋愛に関しては
自分の才能を認めてくれて
型にはまった考え方をしなくて
自由とか自立なんかを体現したような
人に惹かれる方だったのだろう…
などと感じた
ご本人もそういう方なのでしょう

トーベ・ヤンソンが
結婚を考えた男性…は、きっと
スナフキンのモデルと言われてる方…
なのだろうと思うのだけど
スナフキンのような
大人でクールな雰囲気…はあまり
感じられず
無理をして大人ぶっている
さみしい人…のように見えました
スナフキンも本当は
そうだったのかもね…などと感じた
その点が感慨深いものがありました

あとムーミンコミックスを描いた
弟さんの存在が
忘れられずに出てきたものの
唐突過ぎ&出番少な過ぎだろ!
という点が、なんか引っかかった(^_^;)
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