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TOVE/トーベのharuのレビュー・感想・評価

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
3.5
ムーミンのモデル大集合!

戦後のフィンランド。画家トーベ・ヤンソンは作品制作の傍ら、ムーミンのイラストと物語を執筆していた。ある日パーティで、市長の娘ヴィヴィカと知り合ったトーベは、すぐに彼女に夢中になるが…

ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンの伝記。
特にムーミンファンではないのですが、ムーミンはあんま絡んでこないので問題なし。ムーミン誕生秘話ではなく、トーベとヴィヴィカの恋模様を中心に、トーベのアーティスト仲間たちとの交流が描かれています。彼らはムーミンに登場するキャラクターたちのモデルとなっていて、全員どことなく似ているのが良い。日本でも大人気のスナフキンは、トーベがヴィヴィカの前に付き合っていたアトス・ヴィルタネンがモデル。彼は生涯トーベの良き相談相手だったそうで、劇中でも巨大すぎる器でトーベを支えておりました。きっと常に良いこと言っていたに違いない。
劇中の中心となるヴィヴィカとの恋愛は、トーベの生涯ではほんの一部の出来事らしいですが、二人の関係はトフスランとビフスランとして今でも残っている。
ムーミンはただ可愛いだけじゃなかった。
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