ムーミン誕生秘話やトーベがどのように芸術に携わってきたかだと思ったけれど、トーベ自身の自由で表現豊かな人生のストーリーだった。
ムーミンは戦時下のどんな状況でも変わらず描かれ、彼女の創造性を表している。
気分転換に描いていたというムーミンたちこそ、彼女の心から生まれたものなんだとしみじみ思いました。
ムーミン谷の生き物達は可愛いのですが、それぞれ問題を抱えてて、完璧でもないしよい子でもないです。それでも自由にさまざまなものを享受してまたは嫌ならいやと言って生きてゆく、こんなことする?ということも笑って過ごす不思議な感性が存在していて、
トーベが恋愛の秘密や感じたことを、物語に差し込むくだりはムーミン谷を彷彿とさせてワクワクしました。