今は亡きサム・シェパードの初監督作。
主演を務めるのは、当時彼の妻だったジェシカ・ラング。
言うことを聞かない馬のメルの暴走のせいで馬車から転げ落ち、大怪我を負ったバートナム。入院した彼を見舞いに来た娘のケイティーにメルを射殺するよう頼みこむ。「メルは悪くないし、馬を殺すなんてできない」と訴えるケイティーだが、バートナムは「これは復讐だ!」と言って聞かない。果たしてケイティーはどうするのか。そして、馬のメルの運命やいかに。
家族をテーマにしたヒューマンドラマ……なのかなあ。こんなしっちゃかめっちゃかな内容だとは思わなかった。
いまいちピンとこなかったけど、メル役の馬が素晴らしい演技を見せてくれる。メルはツンデレ。
因みに、ケイティーの姪であるジリーを演じているのは、当時二十歳くらいのパトリシア・アークエット。やたら騒ぎ立てるやかましい女の子という設定で、オープンカーから振り落とされてパンツ丸出しになったりと、なかなかのインパクトを残してます。